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フェイスガードの製造状況のご紹介

緊急事態宣言が解除されてからしばらく経ち、各々が週3日程度の出勤体制に戻した弊社。

朝の時間に制約はできますが、電車はまだまだ空いていますし、駅まで、そして駅からオフィスまで歩く時間が好きな自分にとっては、「会社に行くってやっぱりいいな」とかみしめる日々です(週3日ですけど)。

何より、事務所に仲間がいるって楽しいですよね!


事務所に起きた異変

朝、会社に行くと、広い作業スペースの中に渡辺君がうずくまっていました。


どうしたのかな?


横から見るとこんな感じです。



様々な機器の開発現場最前線を自認する弊社の中央事業所ですが、今まで見たことのない光景です。


何やっているの?


これはポリエチレンテレフタレートという素材の板をカッターで切り出しています。


ポリエチレンテレフタレートって何?


これは、文章ですからきれいに文字が並んでいますけど、実際には自分は噛みまくって、なかなかこの単語が言えませんでした。


わかりやすく言うと『ペットボトルの材料』です

彼がなぜこんなことをしているかと言いますと、先日、研修で制作したフェイスガードの量産を行っているのです。


PiezoSonicがフェイスガードをつくるならの記事をご参照ください。


研修内容をブログに上げ、SNSなどでも紹介したところ、

「ほしい!」

という依頼をたくさんいただきました。


その様な期待に応えるため、急遽、当初の予定より多く制作することになり、それに向けた準備が始まりました。

何千個とか何万個を作るわけではありませんので、当然金型を作るようなものではありません。

手持ちの設備と手に入れやすい材料をどのように工夫したら、より良い商品をたくさん作りだせるか?

多田はこの辺の生産計画を立てるのがとてもうまくて早いので、あっという間に計算をして、


上手に面付作業を行えれば、最大で160個のフェイズガードを作れることがわかりました。


渡辺君が行っていた作業は、販売されている寸法の板を、レーザー加工機にベストな大きさで入れる寸法に整えていたわけです。


フェイスガード製造現場に潜入


こちらのレーザーカッターでは、渡辺君が切り出したポリエチレンテレフタレートの板から1度の作業で2枚のガードの部分が切り抜けます。


キーパーソン発見!


田中さんが出社しました。

こっそり写真を撮ってみます。

くり抜かれたガードの部分をアルコールで洗浄

ガードの部分はレーザーカットの直後、切断面にバリが出たり、汚れが付着するため、切断後は一度洗剤で水洗いをします。

その後、水垢などを完全に取り除くため、アルコール洗浄を行い、ガード面がよりきれいになるようにしているのです。

ガードの部分にバンドを取り付け



弊社のフェイスガードはホールド性を高めるため、バンドの接合部には一般的なゴムバンドやキャップアジャスターではなく、マジックテープを採用しています。

自分自身、最初にマジックテープを使うと聞いた時は、ゴムよりはいいけど、キャップアジャスターに比べると少し安っぽいかな?と思ったりしたのですが、実際に使ってみると、ゴムバンドやキャップアジャスター以上に自分の頭の形と好みに合わせた調整が行えて、つけていて気持ちが良いです。

この辺は一般的に手に入る素材でできる最大限の工夫ですね。


微調整



田中さんがマジックテープの中に小さな埃を発見したようです。

売っている商品ではありませんし、機能に影響があるものでもありません。


しかし、もらった人が少しでもがっかりするようなことはどんなことでも徹底的に排除し、品質を追求します。

フェイスガード作りは弊社でも初の試みでしたが、弊社のものづくりの基本姿勢は変わりません。

これは出荷待ちのフェイスガードの数々です。


輸送や保管時にもキズができることを防ぐためにガード部をしっかり梱包しています。

今回、以下の組織様にご提供させていただきました


【順不同】

・大田区産業振興協会 様

・世田谷区振興公社 様 

・中小機構 様 

・DMM.make Akiba 様 

・ピーバンドットコム 様 

・株式会社マグナ 様 

・国分寺診療所 様 

・学習塾 くもん 千歳烏山教室 様

・学習塾 くもん 八幡山教室 様

・居酒屋まめぞ 様

・ 他 メーカ様 複数社

有償での受注生産にも対応します。ご興味がございましたら、ぜひ弊社までお問い合わせください。

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